他人の期待に溺れない!ふんわり自分軸で生きる方法
はじめに
こんにちは、みぃぶぅです!
みなさんは、日々の生活の中で「本当はこうしたいのに、周りの目が気になって自分を押し殺しちゃう…」なんてこと、ありませんか?
たとえば、職場で常に「私がやらなきゃ!」と全部抱え込んだり、家族や友人の問題に首を突っ込みすぎて、気づけばヘトヘト…なんて状態になっていないでしょうか。
今回のテーマは「犠牲者にならない自分軸で生きる方法」。ちょっと難しそうに聞こえるけど、要は「自分を大事にしつつ周りともいい関係を築くコツ」を一緒に考えてみましょう。
心理学でいう「メサイヤコンプレックス」というキーワードを使って、自分の心が疲れ切る前にできる対処法、さらにブッダが残した「井戸」のたとえ話や、不思議な童話「風に濡れない木」を通じて、優しい気づきをお届けします。
ゆるっと読んで、ちょっとでも心が軽くなれば嬉しいです♪
メサイヤコンプレックスってなに?
まずは「メサイヤコンプレックス」という言葉から。ちょっと仰々しい響きですが、「自分が周りを救わなければ誰も助からない!」と、必要以上に背負い込んでしまう心理状態を指します。
たとえば、仕事で同僚が困っていると「私がなんとかしなきゃ」と自分のタスクそっちのけで手伝い続けたり、家族の問題に自分が入らないと解決しないと思い込み、休む暇もなく動き回ったり。
一見、めちゃくちゃ優しい人!と思われるけど、これを続けると自分がクタクタになっちゃいますよね。心がガス欠状態になって、結果的に周りも助けられなくなる。
メサイヤコンプレックスは「助けたい」という善意が過剰に膨らんだ状態。「自分が救世主にならなきゃ!」と頑張りすぎるあまり、本来の自分らしさを見失ってしまいます。
自分を枯らさない!ブッダの井戸の話
ここで、ブッダの教えに出てくる「井戸」のたとえ話をご紹介します。
昔ある村に、井戸の管理をしていた青年がいました。村人たちはその井戸の水にすごく頼っていました。干ばつになったある日、青年は「もっと水を汲まなきゃ、もっと配らなきゃ!」と焦ってしまいます。結果、井戸を休ませる暇なく汲み上げ続け、水が尽きてしまったのです。
困った青年がブッダに相談すると、ブッダはこう諭します。「井戸は水を蓄え、ゆっくりと湧き出させることでみんなを潤すことができる。汲みすぎて枯らしてしまったら、誰も助けられないよ。」
要するに、青年は善意から頑張りすぎて井戸を枯らし、自分も村人たちも困らせてしまったわけです。
これって、私たちの心にも当てはまります。自分が元気で満たされていなければ、人を助けることなんてできない。まずは自分を潤し、休ませることが大切なんだと、この井戸の話は教えてくれます。
「風に濡れない木」童話のメッセージ
さらに、ちょっと不思議な童話「風に濡れない木」をご紹介します。
広い平原に一本の木がありました。その木はとっても面倒見がよく、風や雨がくるたびに必死で自分の枝葉を広げて他の生き物を守ろうとします。でも、そのたびに自分が濡れ、傷ついて、ボロボロになってしまうんです。
そこへふわりと雲が現れて、「木さん、自分が濡れない方法を考えてごらん。そうすれば、あなたはもっと長く、たくさんの生き物を守れるよ」とささやきます。
木は工夫を凝らし、自分の枝葉をうまく使って、自分を濡らさず守る方法を見つけました。すると体力や元気が戻り、以前よりしっかりと他の生き物たちをかばえるようになったんです。
この童話は、「まず自分を守ることが、結果的に周りをも支えられる」ってことをやさしく教えてくれます。
自分軸を取り戻すための3つのヒント
さて、理屈はわかったけど、実際どうしたらいいの?というあなたへ、3つのヒントをお届けします。
- 「NO」と言う勇気を持つ
苦手な方、多いですよね。「断ったら嫌われるかも」と思うと怖い。でも、限界超えで頑張ると疲れ果ててしまい、後々関係を悪化させることも…。
一度やんわりと「ごめんなさい、今は難しいかも」と言ってみると、案外大丈夫だったりします。断ることであなた自身のエネルギーが保たれるし、それが結果的により良い関係性につながります。 - 自分にとっての栄養を見つける
あなたの心を「満たす井戸の水」って、何でしょう?
好きな音楽、趣味の手芸、ちょっとしたお散歩、おいしいお茶を飲む時間。たった5分でもいいので、「自分を喜ばせる時間」を確保してみてください。心が満たされると、自然と余裕が生まれます。 - 相手も自立できることを信じる
「私がいないと何もできないでしょ?」なんて思い込みがあると、ずっと助け続けなきゃいけなくなります。でも、人って案外、自分の力で立ち上がれるもの。
あなたが少し手を引けば、相手は自分で工夫したり、学んだりするかもしれません。相手の力を信じることは、あなたの負担を減らすだけでなく、相手の成長も促します。
まとめ:自分を大切にすることが、周りにも優しい
「周りを助けたい」「役に立ちたい」という気持ちは素晴らしいけれど、自分を空っぽにしてまでやる必要はありません。
ブッダの井戸の話も、「風に濡れない木」の童話も、まず自分が満ちていること、自分がしなやかに強くあることが大前提だと教えてくれます。
自分を大切にすると、自然と周りに優しさが伝わっていく。あなたのエネルギーが満ちていればこそ、必要なときに手を差し伸べることができるんです。
今夜は「私の井戸、ちゃんと水溜まってるかな?」と自問して、ちょっと一息ついてみてください。自分をしっかり守り、満たすことで、明日のあなたはきっと、もっと軽やかで自由な心で周りと向き合えるはずです。
それでは、ゆっくり休んで、素敵な明日を迎えてくださいね♪
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みぃぶぅ
Youtube 「みぃぶぅのココロTV」 国家資格「公認心理師」 臨床心理学修士 行政機関の心理師として発達相談、家庭相談、教育相談、子育て支援等に関わっています。
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