なぜスーパーで右回りに進むのか?
「今日の夕飯、何にしようかな~」と、スーパーの入り口をくぐった瞬間、気づいたら右に進んでいませんか?
これ、実は心理学的にしっかり計算された動きなんです。そう、私たちがスーパーで自然に取る行動には、たくさんの「仕掛け」が潜んでいるんですよ。
この記事では、「なぜスーパーでは右回りに進むのか?」という疑問に答えながら、ちょっとした心理学のトリックをご紹介します。これを読んだら、次にスーパーに行くのが楽しくなるかもしれません!
右回りは本能?それとも作戦?
スーパーの通路を思い浮かべてみてください。ほとんどの店舗では、入り口から入ると自然と右回りの動線が作られています。野菜コーナーから始まり、パン、肉や魚、最後に日用品やお菓子。どうしてこうなっているのでしょう?
1. 右利きの人が多いから
心理学的には、人間の多くが右利きであることが関係しています。右利きの人は、無意識に右側を好む傾向があるため、スーパーもその動きを考慮して右回りの設計をしています。商品棚も右手で取りやすい高さや位置に配置されていることが多いんです。
2. ゆっくり見せるための作戦
右回りの動線は、店舗にとってもメリットがあります。右回りだと人の流れがゆっくり進む傾向があり、お客さんが商品をじっくり見やすくなるんです。「なんとなく目に入ったから買っちゃおう」という衝動買いを促す仕掛けでもあるんですね。
右回りで仕掛けられた心理トリック
スーパーは私たちが気づかないうちに、心理学を駆使して購買意欲を刺激しています。いくつかの具体的なトリックを見ていきましょう。
1. 野菜コーナーは入り口の近く
野菜や果物が最初に並んでいるのは偶然ではありません。色とりどりの野菜は視覚的に鮮やかで、健康的なイメージを与えます。これを最初に見ることで、「今日は健康的な食事を作ろう!」という気分にさせられるんです。
2. 目線の高さに注目!
商品棚を見ると、目線の高さに置かれている商品は、だいたい「お店が売りたい商品」です。逆に、安い商品やプライベートブランドは下の棚に置かれていることが多いんです。だから、節約を考えるなら、ちょっと腰をかがめて下の方もチェックしてみてください。
3. 試食コーナーの魔法
試食コーナーでちょっと食べてみると、「せっかくだから買おうかな」と思ったこと、ありませんか?これも心理学的な「返報性の法則」の一種です。試食という小さなサービスを受けると、「何かお返ししなきゃ」という気持ちが働き、購入意欲が高まるんです。
次にスーパーに行ったら試してみたいこと
これからは、ただ買い物するだけじゃなく、ちょっとした心理学の視点を持ってスーパーを歩いてみましょう。例えば:
1. 動線を意識して歩く
入り口から出るまでの流れを観察してみてください。右回りの動線がどう作られているのか気づくと、「おお、ここも計算されてる!」と感心するはず。
2. 衝動買いを防ぐ方法
心理学を逆手に取るなら、「本当に必要なものかどうか」を考える癖をつけましょう。リストを作って行くと、衝動買いを減らすのに効果的です。
3. 自分の行動を振り返る
自分がどう動いているか、どんな商品に目が行くのかを意識すると、新しい発見があるかもしれません。「あ、私も右回りに誘導されてる!」なんて気づいたら、ちょっと楽しいですよね。
私の右回りエピソード
以前、スーパーで友達と買い物に行ったときの話です。その日は「絶対に必要なものだけ買う!」と決めていたのに、気づけばカゴには謎のお菓子や冷凍ピザが…。友達に「なんでそんなに買ってるの?」と笑われて、「いや、なんか目に入ったから…」と言い訳した記憶があります。
後から思えば、完全にお店の動線と陳列に誘導されていたんですよね。その時から、「右回りと視線の高さには注意しよう」と誓った私。でも、ついつい新しいお菓子に手が伸びちゃうんですよね(笑)。
まとめ:スーパーの右回り、楽しんでみよう!
スーパーで右回りに進むのは、人間の心理とお店側の工夫が組み合わさった結果なんです。でも、その仕掛けを知ると、ただの買い物もちょっと楽しい冒険に変わります。
次にスーパーに行ったら、右回りの動線や商品配置を観察してみてください。「なるほど、これが心理学のトリックか!」と気づくたびに、きっと少し笑顔になれるはずです。
それでは、楽しいお買い物を!そして、右回りの魔法に少しだけ注意して、賢くお買い物を楽しんでくださいね!

みぃぶぅ
Youtube 「みぃぶぅのココロTV」 国家資格「公認心理師」 臨床心理学修士 行政機関の心理師として発達相談、家庭相談、教育相談、子育て支援等に関わっています。
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