ブッダの教えと心理学から学ぶ「視野を広げる」方法
こんにちは。みぃぶぅです。今日は、視野が狭くなると心が病みやすくなることについて考えていきます。
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目次
暗闇からの脱出――ブッダの教えと心理学から学ぶ「視野を広げる」方法
「もうダメだ。出口が見えない……」
そんなふうに感じたことはありませんか?日常の悩みやストレスにどっぷりハマってしまうと、視野が狭くなり、問題ばかりが頭の中を占領してしまいます。今回は、トンネルを例にした「暗闇からの脱出」方法や、ブッダの教え、さらに心理学の観点から見た確証バイアスやマインドフルネスなどをキーワードに、ストレスケアのヒントをお伝えします。軽快な文体でサクサク読めるようにまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
トンネルの中にいると、出口が見えないって本当?
私たちが落ち込んでいるときの心の状態は、よく「トンネルの中」に例えられます。真っ暗なトンネルに入ると、前方も後方も暗闇しか見えず、「出口なんてないんじゃないか」と不安になりますよね。これは心理的にも同じで、視野が狭くなることで、「もう解決策はない」と決めつけてしまう状態に陥りやすくなるのです。
しかし、実際にはトンネルには必ず出口があります。ほんの少し視点を変えたり、客観的に自分の状況を見たりするだけで、遠くにうっすらと光が見えてくることがあります。まずはその「光」が存在することを信じ、行動を起こす第一歩が大切です。
ブッダの教え:海の中のイメージで「浮上」を目指す
ブッダの教えには、悩みや不安を抱えすぎて身動きが取れなくなった弟子を導くエピソードがたくさん残されています。その中でも、「深い海の中で苦しむ人は、浮上して空を見ることで光を発見できる」という考え方があります。海の底に沈み込み、波にのみ込まれてしまうと、呼吸も苦しく出口も見えませんよね。
これを私たちの悩みに置きかえると、「問題に没頭するあまり、まるで深海に沈んでしまったように視野が遮られている状態」といえます。ここで大切なのは、いったん海面付近まで浮上して、客観的に自分を見るということ。そのためには、自分の悩みと少し距離を置く工夫が必要なのです。
心理学が教える「確証バイアス」とは?
一方、心理学の観点では「確証バイアス」というメカニズムが有名です。これは、「自分の思い込みや先入観を裏付ける情報だけを集め、反対の情報を見落としてしまう」という心のクセのこと。悩みを抱えているときは「私は不幸だ」「絶対にうまくいかない」という考えが強くなるあまり、うまくいっている面や、違う可能性を否定してしまいがちです。
- 例: 「友達にメールを送ったのに返事がない。きっと嫌われているに違いない」
本当は単に忙しいだけなのかもしれませんし、充電切れかもしれません。でも、ネガティブな気持ちでいっぱいだと、「嫌われてるんだ」と思い込んでしまいがちです。
この確証バイアスには、意識的に「ほかの理由」を探す習慣づけをすることで対処できます。つまり、自分の思考を客観視する練習をするのです。
マインドフルネスで「今この瞬間」に集中する
「客観的視点を持つって言われても、どうやってやるの?」
そんな疑問が浮かんだ方には、マインドフルネスがオススメです。マインドフルネスとは、「今この瞬間の自分の状態や呼吸、感覚に意識を向ける」ことで、過去や未来への不安や後悔を一旦横に置き、心を落ち着かせる方法です。
- 簡単なマインドフルネスのやり方
- 静かな場所に座る or 寝転がる
- 目を閉じて、ゆっくりと深呼吸
- 呼吸に意識を向ける(吸う息、吐く息を感じる)
- 雑念が浮かんだら「考えてるな」と気づき、また呼吸に意識を戻す
これを1日5分でも続けると、不安やネガティブな感情が少しずつ和らいでくるはずです。呼吸に集中することで、頭の中の“ざわざわ”から距離を取り、落ち着いた状態に戻すことができます。
「少し距離を置く」対処法いろいろ
暗闇からの脱出や、トンネル状態を抜けるために、他にもたくさんの対処法があります。ぜひ試してみてください。
- 自然の中を歩く
- 森や公園を散歩すると、自然の音や光が五感を刺激し、悩みでいっぱいだった頭をリセットしてくれます。
- 気の合う友人に話す
- 自分が思いもよらない意見をもらうことがあり、意外な「出口」を発見できるかもしれません。
- 紙に書き出す
- 頭の中でぐるぐるしていることを、全部ノートに書き出してみましょう。書き出してみると、意外と同じことを何度も考えているだけだと気づくかもしれません。
- 小さな成功体験を積む
- 悩みから離れて、何かひとつでも「やり遂げた」という感覚を得ると、自己肯定感が上がり、視野が広がりやすくなります。
童話「海の中の光」が教えてくれること
先ほどのブッダの例を、童話に落とし込んだ「海の中の光」のお話を少しだけご紹介します。
- 小さな魚のフルフルが主人公
- 嵐で海の底に引き込まれ、暗闇に閉じ込められる
- でも、客観的に周りを見渡すことで、かすかな光を発見
- その光を目指して進むと、青空が広がる水面へ無事到着!
この物語は、私たちが悩みの海に沈み込みそうになったときに、「視野を広げる」「客観的に状況を見てみる」ことがいかに大切かをシンプルに教えてくれます。まるで自分がフルフルになった気分で、「少し上に行けば光があるかも」と意識すると、不思議と元気が出るんですよね。
視野を広げて、未来へ進むために
出口のないトンネルのように感じる暗闇でも、必ずどこかに光が差し込んでいます。その光に気づけるかどうかは、「今の自分を客観的に見られるか」にかかっているのです。
- 確証バイアスにとらわれてしまっていないか
- マインドフルネスを取り入れて呼吸を整えられているか
- 問題と適度に距離を置く工夫をしているか
この3つを意識するだけでも、日々のストレスや悩みを軽くするヒントになるはずです。
まとめ:暗闇でも光はある
トンネルに入ったとき、海の底に沈んだとき、私たちは「出口が見えない!」とパニックに陥ってしまいます。しかし、どんなに暗いトンネルでも、出口は存在します。
ブッダの教えが伝えるように、少し離れた場所から客観的に見つめ直すことで、確証バイアスから抜け出し、マインドフルネスや周囲のサポートを活用して、明るい光へたどり着く道筋を探せるのです。
「もうダメかも……」と思ったときこそ、一歩引いて深呼吸を。自分の内面に向き合い、静かにマインドフルネスを行いましょう。そして時には、森や公園を歩いたり、友人や家族に悩みを打ち明けたりして、ほっとする時間をつくってください。
暗闇にはかすかな光が射している。 それは、あなたが気づくのを待っているだけかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの「暗闇に陥った感覚からの脱出」のヒントとなり、より穏やかで前向きな日々を送るきっかけになれば幸いです。どんな困難でも、きっと出口はあります。焦らず、少しずつ、光を探しながら進んでいきましょう。

みぃぶぅ
Youtube 「みぃぶぅのココロTV」 国家資格「公認心理師」 臨床心理学修士 行政機関の心理師として発達相談、家庭相談、教育相談、子育て支援等に関わっています。
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第二章 心を感じる小川
第三章 心を守る街
第四章 安らぎの公園
第五章 自分が見える泉
第六章 気づきの草原
第七章 好奇心の花園
第八章 光のほとり
第九章 優しさの光
第十章 癒やしのかがやき
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