漠然とした不安に反応しないコツ|ブッダの教え
こんにちは、みぃぶぅのココロブログへようこそ!
この記事は、Youtube「みぃぶぅのココロTV」不安で仕方ない時の対処法「心を軽くするヒント」|ブッダの教えを元にしたものです。
なんだか今日はモヤモヤして眠れない…そんな夜、ありませんか? 仕事のこと、将来のこと、よくわからない不安が胸の中でグルグル回っているような感じ。深夜、ふと目が冴えちゃって「明日ちゃんとうまくやれるかな?」とか「このままで本当に大丈夫?」なんて考え始めると、頭の中で不安が膨らんで、気づけばドキドキが止まらない。別に目の前に危険が迫っているわけでもないのに、心がザワついてしまうんですよね。今回ご紹介するのは、そんな「漠然とした不安」を手放して、もう少しラクに生きるヒント。心理学やブッダの教えを、みぃぶぅのココロTVでお話した内容をベースにまとめてみました。
不安って、脳内警報機が働いているだけかも?
不安を感じるとき、実は脳内では「扁桃体」という小さな場所がフル稼働しています。扁桃体は、「ヤバイぞ!」と感じた瞬間に全身を臨戦態勢にさせるいわば“警報機”的存在なんです。夜道で「ガサッ」と音がしたとき、瞬時に身が固まるあの反応も、扁桃体のお手柄。でも問題は、現実に危険がない時、つまりまだ起きてもいない未来の不安に対しても、脳が「とりあえず身構えろ!」ってやっちゃうところ。たとえば「明日のプレゼン大丈夫かな…」と悶々としていると、まだ何も始まってないのに脳は「こりゃ一大事!」と腰を浮かせてしまう。その結果、心臓バクバク、呼吸は浅くなるし、寝付きも悪くなる。なんだか損した気分ですよね。
ブッダの教えと不安:頭の中の毒蛇?
ここでブッダのエピソードをひとつ。弟子が「不安で心がザワついて眠れません」と嘆いたとき、ブッダはこう諭したそうです。「不安とは、頭の中で飼っている毒蛇みたいなもの。実在しないのに、本当にいると思い込んで必死に対応しようとするから苦しくなるんだよ」。じゃあ、どうするか?ブッダは「まずはその不安という毒蛇がいることを認めて、ただ見つめなさい」と言いました。無理やり追い出そうとせず、「お、今自分は不安を感じているな」と受け止めるだけでいいんです。すると不思議なことに、毒蛇は「なんだ、反応薄いじゃん」とあくびをして立ち去るように、徐々に存在感を失っていくらしい。
不安を手放す3ステップ
心理学やマインドフルネスでも似た考え方が推奨されています。以下の3ステップを試してみてください。
- 深呼吸:鼻からゆっくり吸って、口からふぅ~っと吐く。3回くらいやると少し呼吸が楽になり、「今、ここ」に戻ってこられます。
- 五感にフォーカス:足が床に触れる感覚、部屋の温度、かすかに聞こえる音。現実世界に意識を向けることで、不安という妄想映像から少し距離をとれます。
- 不安をただの思考として認識:「これ、ただの未来予想フィクションだよね?」と自分に問いかけてみる。扁桃体の過剰反応を冷静に眺めましょう。
童話:星の子どもと夜空の不安
昔々、夜空を見上げるのが大好きな小さな星の子どもがいました。ある夜、ふと「もし星が全部落ちてしまったらどうしよう」「夜空が真っ暗になったら?」と不安になり、楽しめなくなってしまいました。すると、お月さまがニッコリ笑って言いました。「その不安は君の想像の中にいる毒蛇みたいなもの。実際に星は今、キラキラ輝いているよね?ただ見てごらん。」星の子どもは深呼吸をして、実際に瞬く星々を眺めました。不安はふわりと消え、再び夜空を楽しむ気持ちが戻ってきたのです。
今夜は少しラクになろう
不安は生き物じゃないし、実在する危険物じゃない。脳がちょっとイタズラしてるだけかもしれないんです。だから「また来たな」と軽くあしらい、そのまま通過させれば、徐々に穏やかさは戻ってきます。深呼吸して、「あ、私はここにいて、今は大丈夫」と感じるだけで、思考は落ち着きを取り戻します。
今夜、もしモヤモヤが頭をもたげても、試しにこのステップを思い出してみてください。きっと不安は少しずつ引いていくはず。ほんの少しでも、ラクになれたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。このお話は「みぃぶぅのココロTV」の動画で語った内容をもとにしています。もっと心を整えるヒントが知りたい方は、ぜひ「みぃぶぅのココロTV」のYouTubeチャンネルを覗いてみてください。また、最新情報やちょっとしたつぶやきはTwitterでも発信していますので、フォローお待ちしています。あなたの心が、より軽やかになりますように。
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みぃぶぅ
Youtube 「みぃぶぅのココロTV」 国家資格「公認心理師」 臨床心理学修士 行政機関の心理師として発達相談、家庭相談、教育相談、子育て支援等に関わっています。
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